いずれも福井県立恐竜博物館展示品
中生代(ちゅうせいだい)白亜紀(はくあき)のゴキブリの化石(かせき)
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中生代(ちゅうせいだい)白亜紀(はくあき)のコオロギの化石(かせき)
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中生代(ちゅうせいだい)ジュラ紀(き)のトンボの化石(かせき)
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地球(ちきゅう)と生命(せいめい)の誕生(たんじょう)
私(わたし)たちの住(す)む
地球(ちきゅう)は46億年
(おくねん)ぐらい前に、小惑星(しょうわくせい)や岩石(がんせき)が衝突(しょうとつ)して合体(がったい)してできたといわれています。
生命(せいめい)
は、地球の表面(ひょうめん)がひえて、海(うみ)ができた後(あと)、今から
35〜40億年まえ
に海(うみ)で生まれました。
はじめの頃(ころ)の生物(せいぶつ)
は、顕微鏡(けんびきょう)でないと見(み)えない、ちいさな細菌(さいきん)のような
微生物(びせいぶつ)
でした。その後、たった1つの細胞(さいぼう)からできた生物(せいぶつ)は、長い長い年月(ねんげつ)をかけて、多くの細胞が集(あつ)まってできた目に見える大きさの生物に
進化(しんか)
しました。
昆虫があらわれた時期(じき)
昆虫は4億年くらい前の「古生代(こせいだい)のシルル紀」といわれる年代(ねんだい)にあらわれました。昆虫は、多足類(たそくるい)のコムカデ類(るい)から進化したとされています。昆虫の一番(いちばん)古(ふる)い化石(かせき)は、3億5千万年前のスコットランドの古生代(こせいだい)デボン紀(き)の地層(ちそう)から見(み)つかった
トビムシ類
のものです。
古生代の石炭紀(せきたんき)には翅(はね)のあるトンボやカゲロウの祖先(そせん)があらわれました。この頃(ころ)には、陸地(りくち)には大きな木がいっぱいしげり、はねをひろげると50センチメートルもある大きなトンボや今のものと形(かたち)があまり変(か)わらない
ゴキブリ
などの昆虫が栄(さか)えました。
ひだりの写真(しゃしん)は、福井県(ふくいけん)の恐竜博物館(きょうりゅうはくぶつかん)でみたものですが、恐竜がさかえていた中生代にいたトンボ、コオロギ、ゴキブリです。今いるものと大きさはあまりかわりません。昆虫は、恐竜がいたときよりも、もっと古くからいて、進化(しんか)して形(かたち)がだんだんかわり、今(いま)のものに近(ちか)づいていることがわかります。
恐竜があらわれた時期
恐竜(きょうりゅう)と
哺乳類(ほにゅうるい)
のあらわれた時期は、
2億5千万年
くらい前といわれています。ヒトの祖先(そせん)の化石(かせき)は500万年から700万年くらい前のものが見つかっています。このように昆虫は恐竜やヒトよりも、だいぶ昔(むかし)にこの地球にあらわれ、その子孫(しそん)が進化(しんか)しながら、ずっと生(い)き続(つづ)けていることになります。
だから、昆虫が地球上(ちきゅうじょう)にあらわれた時期は、恐竜(きょうりゅう)があらわれた時期よりも、だいぶ前(まえ)ということになります。
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昆虫が地球上(ちきゅうじょう)にあらわれた時期
問題1の答(こたえ)は、「はい」です。